
同棲って、もっと楽しいものだと思っていました。
好きな人と同じ家に帰って、同じ時間を過ごして、何気ない日常を一緒に積み重ねていく。
29歳、結婚を意識して始めた同棲生活は、そんな理想を思い描いてスタートしました。
でも現実は、想像していたよりもずっと「生活」そのものでした。
生活リズムが合わないという壁
まずぶつかったのが、生活リズムの違いでした。
自分は朝起きて仕事に行く、ごく一般的な会社員です。
一方で彼女はシフト制で、夜勤もある仕事をしています。
つまり、同じ家に住んでいるのに、生活時間が大きくズレてしまうのです。
自分が「今日こんなことがあって」と話したいタイミングで、彼女は出勤前で忙しくしています。
逆に彼女が帰ってくる頃には、自分はすでに眠っていることもあります。
気づけば、同じ空間にいるのにすれ違ってばかりの日もありました。
「一緒に住んでいる意味って何だろう」と感じてしまう夜も、正直ありました。
綺麗好きな彼女と、掃除ができない自分
そして一番大きかったのが、掃除に対する意識の違いです。
彼女はかなりの綺麗好きで、部屋は常に整っています。
ちょっとした汚れや乱れにもすぐ気づくタイプです。
それに対して自分は、正直あまり掃除が得意ではありません。
多少散らかっていても気にならず、「後でやればいい」と思ってしまうタイプです。
この差は、想像以上に大きいものでした。
脱ぎっぱなしの服、出しっぱなしの物、後回しにしてしまう洗い物。
自分にとっては普通だったことが、彼女にとってはストレスになっていました。
「どうしてすぐにやらないの?」
そう言われて初めて、自分の“当たり前”が通用しないことに気づきました。
最初は軽く受け流していたものの、同じことで何度も注意されるうちに、だんだん気まずくなっていきました。
それでも、できていないのは自分なので、言い返すことはできません。
ただ「ごめん」と言うことしかできない場面もありました。
食事の違いがじわじわと影響する
もう一つ、地味に大きかったのが食事の違いです。
自分は昔から朝ごはんを食べない生活をしています。
一方で彼女は、しっかり朝食をとるタイプです。
同棲を始めてから、「朝ごはんはどうする?」と聞かれることが増えました。
ですが自分は食べないため、「大丈夫」と答えるしかありません。
用意しようとしてくれている気持ちは嬉しいものの、それを断ることに少し申し訳なさも感じます。
夜ご飯についても、食べる時間やタイミングが合わないことが多くありました。
一緒に食べたい気持ちはあるものの、生活リズムの違いで難しい日もあります。
同棲前は「一緒にご飯を食べること」を当たり前に想像していましたが、それが簡単ではないと実感しました。
一緒に暮らして初めてわかること
同棲してみて強く感じたのは、「好き」と「生活」は別物だということです。
一緒にいる時間が長くなるほど、相手の良いところだけでなく、今まで見えていなかった部分も見えてきます。
そしてそれは、自分自身にも当てはまることだと思います。
彼女にとって、自分のだらしなさはきっとストレスだったはずです。
それでもきちんと伝えてくれるのは、向き合ってくれているからこそだと感じています。
ぶつかることは多いですが、その分だけお互いを理解していく時間でもあります。
それでも続いていく日常
正直に言うと、同棲は楽しいことばかりではありません。
むしろ、小さなストレスの積み重ねの方が多いかもしれません。
それでも一緒にいる理由があります。
帰る場所に誰かがいること。
完全に分かり合えなくても、少しずつ歩み寄っていくこと。
その積み重ねが、きっと「結婚」につながっていくのだと思います。
29歳、結婚前の同棲生活。
理想通りではありませんが、これもまた現実で、大切な時間だと感じています。
今日もまた、少し散らかった部屋で、彼女に注意されないように気をつけながら生活しています。
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